花宵
桜の花が舞う刹那の奇跡のように浮かぶ月 ゆらゆらと妖しい時間を招く心に紡ぐ 切なる夢を叶えたいなら こころを見せて更紗をまとう 見慣れない星今宵 今こそ 光を放つ鮮やかに絡み合う恋の糸 緋色の針儚さも 過去もみな花宵の中 溶けゆく浅い眠り 深き愛しさ繋いだ縁（えにし）は温もりという罪作りな 思いをも残して春に霞む かつての我が姿馴染んだ幼き髪は彼方に解けて紅をひく指先に 香り...
View Articleメッセージ
友達になってくれて ありがとう今も 元気でいますか今頃になって君が私をどんなに大切に思ってくれてたか分かるなんて君の優しさに長い間 横を向いたままだったけれど本当は君がいてくれて私は幸せだったんだぷつんと切れる 髪の毛のように素直になれなくて ごめんねあの時も あの時も あの時も 本当に本当に ありがとう君の弾く ピアノの音が聞こえる君はピアノが上手だったそれから本も好きだった君は幸せでいますか？
View Article強くなれ
がんばれ わたし負けるな負けちゃだめだ絶対 負けちゃだめだいろいろある生きていれば泣きたいことも悔しくて 悔しくて たまらないことも眠れない日々も先が見えないことも不安になることもどうしようもないこともいろいろあるんだだけど 負けちゃだめだだめなんだよ わたし絶対 道は開ける絶対 うまくいく自分に 負けさえしなければ絶対に...
View Article願い
くじけるくじけそうになる逃げたくて本当は 逃げたくて激しい 鼓動泣きたい泣いてしまうどうすればいいのだろう心が元の場所に帰ろうとするもう いやだとだけど わたしよお願いだどうか 耐えて欲しい芽生えた希望を捨てないで欲しいわたしには幾万もの可能性があるそれを どうか 忘れないで欲しいくじけてもいい泣いてもいいそれでも何度でも何度でも立ち上がってくれ頼む頼むから
View Article逝った日
あなたが逝ったのは夏が始まったばかりのある朝まだ夜明け前でした静かな予感はありましたいつかは 来るものだとただそれが あの時だとは思いもしませんでした静かな静かな 朝でした信じるとか 信じないとかそんなものはなくああ これは現実なんだと受け止めるのにそう時間はかかりませんでした涙がほほを伝いました何度も何度も涙が止まりませんでした叫ぶように泣きましたけれども決して...
View Article残る愛
あなたは もう いないいなくなってしまったその姿も もう ここにはないそれが私を寂しくさせるのだけれどあなたを最後まで守れてよかったあなたと出会い共に 生きてこられてよかったそれだけは 嬉しく思う今も 愛しい愛しくて たまらない私の中に 愛は残るここに ちゃんといつでも ある
View Articleあの人のことばかり
もうこの辺でやめておこうあの人のことばかり考えてる時間がもったいないあの人のことばかりに費やす時間がもったいない私は私でより快適により幸せにならなければならないのだから
View Article日々の中で
仕事 頑張ってるよ笑えるようになったよ君を思い出して 泣くことはあるけれどもそれもまた 別の意味になったよ窓の外の景色も変わった戸惑いも あるでも 前を向いて歩いているよ君のことは どんどん思い出になっていく忘れることも 増えてく悲しいけれど それでいいんだと思うだって君は ずっと傍にいるからでもねそれでもね君に会いたい君に...
View Article水底をかく
愛しき存在は澄んだ 穏やかな胸の中へゆらゆらとゆっくり ゆっくり沈んでいき心に 降り積もる時折さっと水底をかくと舞う砂のようにふわりと浮かび上がり再び胸を熱くする
View Article泣けてしまう
何年経っても君を思うと 泣けてしまうもっと一緒にいたかった側にいて欲しかった足りない時間を 埋めたかったでもねこればかりは 仕方のないこと遅いか早いかの違いだけ嫌でもいつかは必ず訪れること分かっていても何年経ってもやっぱり 泣けてしまうよなんでこんなに愛しいのかなぁ
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